「健康美容食品」として初めて特許取得
2009/06/17
「健康美容食品」として初めて特許取得 ケーフーライク
■医学連携のたまもの 「アルファ」
健康と美容を促すサプリメントの製造に健康食品会社のケーフーライク(社長・石川尚文氏、大阪市城東区)が成功し、「健康美容食品」として初めて特許を取得した。大阪大医学部附属病院外来化学療法部の医学博士との産学連携による開発で、美容への相乗効果の配合データを突き止めた。
ケーフーライクが開発したのは商品名「アルファ」。
高血圧や高コレステロール、高い中性脂肪の緩和を促して
血液をサラサラにするクエン酸を中心にウコンの粉末、
αリポ酸にコラーゲンとヒアルロン酸を配合している。コラーゲンとヒアルロン酸は
美肌効果があるとして注目されるが、健康面での有効性を損なわずに配合する方法が
確立されていなかった。
そこで、石川社長は、大阪大医学部附属病院外来化学療法部の近藤礎・医学博士に
助言を依頼。軽症高血圧の降圧効果に注目して民間研究機関と共同研究して
血清脂質の改善効果のデータを得た。
一方、美容食品としての有効性を見いだすために成分の配合テストに着手。
約半年間をかけて250症例以上の配合試験を繰り返し、
健康と美容が両立し相乗する特定の配合を見いだすことに成功した。
その配合はクエン酸が過半数、
ウコンの粉末3割、
コラーゲン1割にαリポ酸、
ヒアルロン酸などが数%単位で構成。
再度、試験すると、血圧と血糖値が下がり、腰痛や肩こりがなくなると
同時に肌がすべすべして美白、しみとり効果が期待できることがわかった。
石川社長は、商品としての独自性を出すため、
「アルファ」を「健康美容食品」としての特許取得を計画。
健康食品ブームのなか、これまで、こうしたサプリメントは栄養補助食品として
特許申請が多かったが、今年1月に「健康美容食品」としての特許取得に成功した。
製品は4月から販売され、錠剤270粒(1粒350ミリグラム)入りで
定価8000円。1日9-15粒を目安に飲むとよいという。
■250症例以上の配合試験を実施
開発を助言、指導した近藤博士は先端研究を評価するインキュベーターを運営。
「アルファ」に関与したことから、さらに化学療法的な臨床結果を得ようと研究を
続け、論文も発表した。石川社長は「結果的に学術的な分野からも注目される
製品になったことはうれしい。
美と健康の追求は永遠の課題で、
研究者と連携しながら製品化したことに意義があると思います」と話している。
■自身の経験生かし開発に取り組む 石川尚文社長に聞く
国内初の健康美容食品となった「アルファ」開発の経緯や特徴について、
石川尚文社長にインタビューした。
--開発には自らの経験も影響しているそうですね
「30歳前に仕事のプレッシャーから高血圧、糖尿病、痛風、高脂血症になりました。一度に生活習慣病が押し寄せたわけです。血圧は200以上に達し、死を覚悟することもありました。いろいろな病院で治療を受けた後、35歳のときに大阪府吹田市の国立循環器病センターの治療で少しよくなりました。血圧が高めですが安定しました。ところが、血糖値は高いままでした」
--治療だけでは良くならないのが生活習慣病ですね
「そうなんです。日々に摂取するものが大切なんです。漢方薬やサプリメントなどいろいろ試してみましたが、あまり効果はありませんでした」
--そこで、自分でオリジナルのサプリメントを作ろうとしたのですか
「50歳のときに友人にウコンとクエン酸を勧められたのですが、知らず知らずのうちに血圧が安定し腰痛や肩こりまでなくなりました。この時の経験をもとにウコンとクエン酸を加えた粉末の『ウコンさん』という商品をまず、作ったのです」
--反応は
「『効き目があるが、飲みにくい』という声が少なくありませんでした。ウコンは苦く、クエン酸は酸っぱいのですね。続けて飲まなければいけないので、飲みやすくするため錠剤にしました」
--「アルファ」も錠剤なんですが「ウコンさん」の延長線上で開発されたのですか
「『ウコンさん』は女性の愛用者も多く、美容への効果についての問い合わせが多く寄せられました。そこで、美容に良いαリポ酸、コラーゲン、ヒアルロン酸を加えれれば、両方、兼ね備えた商品ができると思いました」
--単に成分を増やすだけでよいのですか
「そうではありません。問題は配合率なんです。成分同士の特性が反発しあって、それぞれの効果を相殺しあっては何もなりません
--開発の壁は配合率だった
「試作品の分析を繰り返し悩みました。そんななか、近藤礎博士との出会いがありました。配合に焦点をあてた論文の作成に意欲を燃やされ、共同研究、分析、開発が始まり成功したのです」
■生活習慣病の悩みを解決しながら美しく
--「健康美容食品」という特許は
「栄養補助食品というのではなく、健康、美容面に効き目があることを特許で示したかったのです。『健康美容食品』というのは、アカデミズムの力を得た発明であり、産学連携のたまものであるという意義もこめられた特許として自負しています。
この製品で、生活習慣病の悩みを解決しながら美しくなっていかれる人が一人でも増えれば、努力のかいがあったというものだと思います」
( フジサンケイ ビジネスアイ より )
美容医療・美容整形に関するご相談は・・・








