9.麻酔について
手術に先立って、まず始めに施行されるのが“麻酔”です。 麻酔は、施術中における全身の状態の管理と疼痛(痛み)のコントロールのために施行されるものです。
美容整形を考えた時に、手術代金や失敗しないかどうか等、幾つか心配な事柄がある訳ですが、その中の1つが痛みに対する不安です。簡単な手術(プチ整形)であったとしても、本当に痛くないのかどうか・・・などの痛みに対して不安を抱かれる方々の為に、麻酔に対して正しい知識を身につけ、その不安を取り除く為の1つの材料として活用して頂ければと思います。
カウンセリング
医師とのカウンセリングの際には、施術内容や料金面と併せて、麻酔方法の確認もきちんと行なう事をお薦めいたします。また身体に何らかの疾患やアレルギーがある場合や、以前にあった場合は、もれなく問診表に記入し、担当医にも必ず伝えましょう。
麻酔の方法
麻酔の第一の目的としてごく当たり前の事ですが、耐えられない苦痛を取り除き、それに伴う不安やストレスを軽減する事が挙げられます。そして、その方法には幾つか種類があるという事をまず理解しましょう。以下に挙げるものが、美容外科で行なわれる代表的な麻酔の施術方法です。
<局所麻酔>意識のある麻酔
局部麻酔とも言われています。部分的に麻酔をかける方法です。
局所麻酔薬を注射することにより、神経の伝達を遮断し、対象となる部分を麻痺させて痛みを感じなくする方法です。意識は、はっきりしています。部分的な箇所や小範囲な箇所を手術するのに使用される方法です。歯科治療などでも使用される方法となり美容外科においてはプチ整形やワキガ多汗症治療などにこの方法が行なわれます。
<静脈麻酔> 意識のない麻酔
血管(静脈内)に麻酔薬を注入し全身に麻酔をかける方法です。
他の麻酔方法と併用する場合が多く、全身麻酔導入時に先に静脈麻酔を施す事が一般的です。また局所麻酔や硬膜外麻酔で補助的に加える事もあります。
呼吸は保たれますが、鎮静剤・鎮痛剤を注射することにより意識がなくなってしまう麻酔方法です。今までは、ガス以外の麻酔薬では効果が長く続き、手術の進行にあわせた調整が困難でした。しかし、最近では、作用時間が短く排泄が早い薬が多く開発され、注射剤で麻酔の維持を行うのが容易になっています。
<硬膜外麻酔> 意識のある麻酔
背中(骨髄)に麻酔薬を注入し全身に麻酔をかける方法です。
手術部位周辺のみを無痛にすることが可能です。知覚神経だけに作用させることも可能なため、外来での広範囲の手術にも適しています。美容外科においては、豊胸術・脂肪吸引などの体幹部の手術で使用され、とても優れた麻酔方法です。しかし、技術的に難しいため、この麻酔方法については行っていないクリニック・美容外科もあります。
<全身麻酔> 意識のない麻酔
挿管(気道にチューブを通す)を行い意識を無くし、痛みを感じなくさせる方法です。
体のどの部位の手術にも用いることができ、手術時間に応じて麻酔の時間は自由に調節できます。手術後は体内から麻酔の薬が抜けるまで休養する必要があります。
美容外科においては豊胸、輪郭形成などにこの方法が行なわれます。
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