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豊胸・バスト

2.バストの発育メカニズム

バストの発育は女性ホルモンの作用

はじめにバストのメカニズムについて説明をしていきます。バストのメカニズムを理解してもらうことによって、豊胸の理論や技術、そしてそれに対するリスクがわかるようになるからです。
まず乳房は女性ホルモンの作用によって大きく発育していきます。その女性ホルモンには、大きく分けて二つの種類があります。
ひとつは、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)です。エストロゲンは排卵の準備をする働きを持っているホルモンのことです。皮下脂肪を増殖させ、女性らしい丸みを帯びた体つきを作るという作用があります。
もうひとつはプロゲステロン(黄体ホルモン)です。プロゲステロンは、エストロゲンとともに、卵巣から排卵後に周期的に分泌され、排卵を抑制する働きを持っているホルモンのことです。脂肪組織を増やす、という働きを持っています。思春期から女性のバストが発育していくのはこの二つの女性ホルモンの作用によるものなのです。次の項目でバストの発育過程を順に追って説明していきます。

バストの発育過程

バストの発育過程は大別すると小児期、思春期、成熟期、更年期の4つの時期に分けることが出来ます。ここではその4つの時期にバストがどのように変化していくのかを見ていきます。

小児期(0~8歳)

この時期にはほとんど乳腺は成長しないため、バストも大きくはなりません。エストロゲンは分泌されてはいますが、ごくわずかな量であるためバストにほとんど影響を及ぼすことはありません。

思春期(9~18歳)

年齢が9~11歳になると、性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)の影響により、エストロゲンが多く分泌されるようになってきます。これにより乳腺組織が発育を始め、乳管がぶどうの房のように枝分かれして発達していきます。
また、思春期であるこの時期は卵胞刺激ホルモン(FSH)の働きにより、卵巣が成熟していきます。その結果、プロゲステロンの分泌が盛んになり、バストが発達していきます。
また、この時期から女性器の発育が促されることにより、女性の印である生理が始まります。この時期にホルモンの分泌が上手くいかない、ホルモンの主成分であるコレステロールの摂取が不足していると、生理不順であるとか、バストの発育が遅れるなどの悪影響を及ぼすこともあります。

成熟期(18歳~30代後半)

この時期にはバストはほぼ成熟し、乳頭も大きくなって女性は受精・妊娠・出産ができるようになり赤ちゃんに授乳するための準備が整います。

更年期(40代~)

更年期になると女性の体は閉経を迎え、これに伴いバストも授乳という役目を終了し、ハリやツヤを失ってしぼんで垂れ下がっていきます。これは、女性ホルモンの分泌が少なくなることにより、乳腺が退化し、乳房についていた皮下脂肪が落ちてくるためです。

遺伝について

よく雑誌やメディアなどで胸が小さいのは遺伝であるようなことがいわれておりますが、親子間や姉妹間でもそれぞれ大きい小さいがあります。一概とは言えないまでにしても必ずしもそのようなことはありません。バストの底の部分に当たる胸骨や胸筋は、多少は遺伝の影響を受けますが、それが小さい胸になる原因ではありません。
バストが小さい主原因のひとつに、乳房組織の発育不良が挙げられます。バストには、乳を蓄えておく場所(腺小葉や腺胞)や、そこでできた乳汁を運ぶ入管などの組織があり、これらの器官は繊維細胞で覆われ、それぞれの細胞や期間の間に脂肪がついています。そして、そこに血管が張り巡らされ、栄養や酸素、ホルモンなどが常に供給されるようになっています。これについては遺伝との因果関係はありません。

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