5.糸による若返り
「糸による若返り」とはどういうことなのか?
これは特殊な糸を皮膚の中に埋め込み、顔のしわやたるみを引き上げると同時に、糸に対する異物反応が引き起こす軽い炎症から前章の光・レーザーと同じく肌の真皮層のコラーゲン線維を作っている維芽細胞の働きを活性化させることによって、コラーゲンが生成され内側からコラーゲンを含んだ艶のある肌が作られていく、という治療法です。
光・レーザー治療に比べ、ダウンタイムに1週間以上かかるなどの欠点はありますが、総じて光・レーザーよりも高い効果が見込める治療法です。また、特殊な針を使って皮下組織に糸を通すことにより、顔にメスを入れる必要がないので、「メスは入れたくないけど若返りたい・・・」と思われている方にも最適です。
フェザーリフト(アプトス・ワプトス)
フェザーリフトとは、ポリプロピレンという特殊な素材で出来た特別な糸を使い、顔のたるみを改善させる治療法です。フェザーリフトには、「アプトス」と「ワプトス」という2種類の技法があります。
まずアプトスから説明します。アプトスは顔の中心寄りを対象に引き締め効果をもたらす技法です。両端から中央に向かって特殊なギザギザの返しがついている糸を、上ホホと下ホホや、眉尻やアゴ下などに入れることによって顔を引き締めます。
次にワプトスですが、これはアプトスをアレンジし、アプトスよりも長い糸を頭皮の中に通して、顔周辺部を後方に持ち上げることにより、しわやたるみを目立たなくする技法です。ワプトスを頭皮に入れた際に、生え際にへこみが生じるようですが、時間とともに平坦になっていくようです。
アプトス、ワプトスの対象部位と作用はそれぞれ異なりますので、自分の気になるたるみの部位によって選択しましょう。
このフェザーリフトは、ボトックスやヒアルロン酸などの他の若返り治療と組み合わせることにより、通常のフェイスリフト(外科的手術)並みの効果が期待できます。
ハッピーリフト
ハッピーリフトは、アプトスと同じ両端から中央に向かって特殊なギザギザの返しがついている糸を皮膚に挿入してしわやたるみを引き上げ、肌を活性化させる治療法です。
このハッピーリフトの特徴は糸にあります。アプトスと同じような糸なのですがこの糸は溶けてなくなる性質を持っています。この溶ける糸の場合、異物反応から起こる炎症が強いため、フェザーリフトよりも高いコラーゲン活性化効果が期待できるのです。またこの糸自体もアプトスの糸よりも持ち上げる力が強く、リフトの効果が大きいことが期待されます。
なお、この糸は約1年ほどで完全に体内へ吸収されます。フェザーリフトの場合、糸が永久的に顔に残るので、体内に糸が残る事に抵抗のある方には、この治療法がお勧めです。
金の糸
金の糸は、その名のとおり、特殊な純金の糸を肌に入れることによって、しわやたるみを解消し、皮膚や細胞を活性化させる治療法です。
この金の糸を埋め込むと、糸の周りに繊維芽細胞が集まってコラーゲンが新しく作られ、肌の細胞が活性化し酸素や栄養をより吸収するようになり、老廃物を多く排除するようになります。
金の糸は糸を使った若返りの治療法の中ではもっとも費用がかかりますが、肌の活性化効果は糸の中では金の糸が一番優れている、といわれています。埋め込んだ後約2,3週間から一ヶ月ほどで効果が現れ、その後10年以上という長い期間効果が持続します。
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